セラミック矯正とは
セラミック矯正は一般的な矯正治療のように歯を動かすのではなく、元々の歯を削ってセラミックの被せ物を被せることで、歯を動かすことなく歯列の見た目を改善する治療です。歯を動かすことはないため、厳密には矯正というよりも審美治療といった方がふさわしいかもしれません。
こんなお悩みやご希望をお持ちの方におすすめです
- 歯列矯正はせずに歯の見た目を綺麗にしたい
- 短期間で治療を行いたい
- 歯の形も自分の理想通りにしたい
- すきっ歯やガタガタ歯並びを整えたい
- 今の被せ物の見た目が不自然で美しくない
- 歯並びだけでなく歯の色にもこだわりたい
このようなお悩みやご希望をお持ちでしたら、ぜひひめみやさくら歯科矯正歯科のカウンセリングにお越しください。審美性に優れ、永く使い続けられるセラミック矯正治療を行います。
当院のセラミック矯正が選ばれる理由
審美歯科出身の院長が行う審美セラミック矯正
当院の院長は美容外科で看護師として勤務した後、歯科医師免許を取得し大手審美歯科での勤務医経験を経て、当院ひめみやさくら歯科矯正歯科を開院いたしました。
審美歯科で勤務していた際には、年間300件以上のセラミック矯正治療を担当し、豊富な治療経験を持っています。
また美容外科での勤務経験から、顔貌全体を総合的に判断した診療を行えます。歯列だけでなくお口元全体、お顔全体がより美しく見えるようなセラミック矯正を行うことを心がけております。
審美性と機能性の両立を重視した治療
セラミック矯正では審美性が注目されがちですが、実は機能性も非常に重要です。歯は見た目の美しさ以前に、咀嚼や咬合機能を維持するための、大切な身体の一部です。そんな歯を見た目だけを重視したセラミック矯正で治療してしまうと、さまざまなトラブルの原因になります。
一例として、噛み合わせが悪ければ、対合する歯に負担がかかって歯を悪くしてしまったり、セラミックの破損を引き起こします。また、顎関節症や頭痛、肩こり、めまいなど全身の不調にも繋がります。
他にも、審美性にばかり着目して清掃性を加味していない形態のセラミックだと、セラミックの歯の周辺をうまく歯磨きできずに衛生環境が悪化し、セラミックの土台の歯が虫歯になってしまうケースもあります。
当院ではこのような事態を防ぐために、噛み合わせや清掃性などセラミックの機能性が高いことを大前提とし、そのうえでお客様に満足していただけるような審美性の高いセラミック矯正治療を行います。
優秀な歯科技工士(セラミスト)との連携
「セラミストの南澤英樹です。お客様お一人お一人のご要望をしっかりとお聞きした上で、セラミックの色や形を決め、心を込めて製作いたします。井沢先生とも連携しより美しく、より快適なセラミックをご提供できるように最善を尽くしてまいります。」
セラミック矯正に使用する被せ物を実際に制作するのは、歯科医師ではなく歯科技工士です。そのため歯科技工士の腕が優秀でなければ、審美的なセラミック矯正を行うことはできません。
当院では審美性・機能性の両面を兼ね備えたセラミック矯正治療を行うために、審美セラミックを得意とする優秀な歯科技工士と連携して治療を行います。優秀な歯科技工士と提携していることで、天然歯のように自然で透明感のある仕上がりを実現できるため、お客様にもお喜びいただいています。
短期間の部分矯正+セラミック矯正で理想の仕上がりに
セラミック矯正では歯を動かすことができないため、元々の歯並びによっては歯を大きく削る必要があったり、セラミックの歯の形態に違和感が生じるような場合があります。
たとえばすきっ歯のお客様の場合、すきっ歯の隙間を無くすために元々の歯の大きさよりも大きなセラミックの被せ物を装着することがあります。結果的に元々の歯の大きさ+隙間を埋めるための歯の大きさが必要になり、前歯が大きくなり過ぎてしまうことになります。
こういったケースでは、短期間の部分矯正で前歯の隙間をある程度まで閉じてからセラミック矯正を行うことで、より審美的な見た目が実現でき、さらに歯を削る量を最小限に抑えた歯の寿命にも配慮した治療を行うことが可能です。
もちろんセラミック矯正を希望されるお客様は短期間で審美性を高めたいといったご要望があるとは思いますが、このようなケースで行う部分矯正はほとんどの場合でごく短期間で完了し、より審美的でお客様も満足されるような仕上がりを目指すことができます。
当院がセラミック治療を行う理由について
笑顔になれない方・笑顔になりきれない方のお悩みの中には、口元のコンプレックスがあります。世の中にはセラミックでしかご希望を叶えられないお悩みが多数あります。
セラミック矯正は健康な歯を削ってしまう治療方法のため、セラミック矯正に否定的な方も多いことは承知しています。しかし現実には、セラミック矯正でなければ悩みが解決できないお客様もいらっしゃいます。
- 前歯だけにコンプレックスがありピンポイントで治したい方
- 歯列矯正に多くの時間や費用がかけられない方
- 頻回の通院が出来ない方
- 全体的に虫歯が多いため多数歯の治療が必要で、歯並びも綺麗にしたい方
- テトラサイクリン歯などホワイトニングが無効で、セラミック以外に改善法がない方
- 前歯を他院(特に保険治療)で修復され後悔している方
- 銀歯を白い物に変えたい方
- 金属アレルギーをお持ちの方...
ほかにも様々なお悩みを持つ方が、実はとても多くいらっしゃいます。
また、お客様によって価値観もそれぞれ異なると思います。例えばワイヤー矯正やマウスピース矯正で2年〜3年の期間をかけて治療を行うよりも、今すぐにセラミック矯正で歯を綺麗にして、矯正期間になるはずだった2年〜3年をより審美的な口元で過ごしたいと感じる方もいらっしゃいます。
私たち歯科医師の使命は、お客様のご要望・ご希望をできる限り満たして、笑顔になっていただくことだと考えています。その中でセラミック矯正というリスクを伴う治療を行う必要がある場合は、当院であれば機能性の高いセラミックの形態や、歯の削り方といった細部にまでこだわりを持って、審美性と機能性を併せ持つ治療を行うことだと考えております。
当院のセラミック矯正の治療の流れ
STEP1:初診相談・カウンセリング
はじめてのお客様には、しっかりとお時間を頂戴してカウンセリングを行います。お口の中を拝見し、必要であればレントゲンの撮影などを行い、お客様の理想をセラミック矯正で実現できるか、セラミック矯正以外の選択肢の有無、またお客様の口腔状態や顔貌などを加味した上で治療のメリットやデメリット、リスクまでご説明します。
STEP2:WAXUP(ワックスアップ)モデルの製作
お客様が治療をご希望される場合は、ワックスアップを作製します。ワックスアップとは、術後のイメージ模型のことです。ワックスアップを作成した段階で、術後のイメージはもちろん、歯を削る際に神経の処置が必要になるかといったことも概ね判断ができるようになります。
ワックスアップをお客様と一緒に確認し、仕上がりのイメージに問題がなければ、実際の治療を開始します。
STEP3:歯を削る処置
歯を削ってセラミックを被せるための土台を作ります。セラミック矯正の際には一般的な虫歯治療などの際とは異なる特殊な削り方をする必要があり、慎重に最低限の切削量で済むように歯を削って形成していきます。また神経の処置が必要な際には、この段階で行います。
STEP4:歯の型取りと仮歯の装着
歯を削って形成が終わった後には、セラミックの精密な被せ物を作るために、歯型を取ります。歯型をとったあとは形成した歯に仮歯を装着します。仮歯の段階で綿密に調整を行うことで、完成したセラミックの被せ物がより審美的で自然な違和感のない仕上がりになるため、仮歯も何度か調整を行う場合がございます。
STEP5:セラミックの被せ物をセットする
仮歯の調整などを行いながらセラミックの被せ物の製作を行い、完成しましたら最後に被せ物をセットします。歯肉の形態や削った歯としっかり適合するか確認し、お客様にも実際にセットした状態をご覧いただきます。問題がなければ、歯科専用の強力な接着剤(セメント)を使用して、土台の歯にセラミックの被せ物をセットします。これでセラミック矯正の治療が完了します。
ただしセラミック矯正を永く健康的に使い続けるためには、治療後のメンテナンスも重要です。当院ではメンテナンスを積極的に行っており、セラミック矯正後には定期的なメンテナンスのための通院をお願いしております。