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モニター様ご紹介
30代男性 大学生の時に他院で前歯4本のセラミック矯正を受けた。直後から歯の根元に違和感はあったものの「こんなものなのかな」ということでセラミックの歯を入れてからは特に気にしていなかった。
当院に検診に来られた際、歯茎にサイナストラクト(フィステル)、パノラマレントゲン上で歯の根元の陰影を指摘され精査希望されました。
術前写真と検査
左右側切歯の上に膿の袋の出口が歯茎にあります。セラミックは白く綺麗ですが、歯茎とセラミックが調和せずレッドバンド(慢性的なセラミック周囲炎です)の状態です。このままでは歯周炎が続き4本とも歯がなくなる危険があります。以下はその時のレントゲン写真です。
セラミック修正術後
セラミックは色彩セラミックプランでシェードはA2です。術前のものはEWクラスが入っていたため、周りの天然歯より白かったですが、出来るだけ天然歯に近い色味をご希望でしたのでこちらで製作依頼しています。
セラミック周囲の歯茎の赤黒い腫れは治癒し、膿の袋も小さくなり歯茎の方には見られなくなりました。
セラミック修正治療の難しさ
一度他院様でお治療された歯(特に神経治療を受けられた歯)の治療難易度は非常に高く再根管治療にあってはその成功率は良くて85%程度です。こちらのモニター様のように、再根管治療後炎症所見が治らずプランBとして歯根端切除に移行することもございます。これでも良くならない場合はプランCでその歯は抜歯になります。
折角セラミック矯正で大きなお金とたくさんの時間を使ったのにやり直しなんて。。と思われるかもしれませんがセラミックの治療が一般歯科でも行われるようになってから修正が後を経ちません。特に酷いのが神経治療まで保険で行い土台から自費に移行したり、よく分かっていない先生で治療を受けられたりした歯は再治療の難易度が高い傾向にあります。ただ昔から審美歯科を掲げているところでもやり直しが多いクリニックもあるため注意が必要です。
セラミック矯正治療や修正治療をご検討されている方へ
セラミック治療は1回目の治療は簡単な傾向にあるため、お近くの歯科医院でされたり、有名なところでご遠方で施術を受けられたりするかもしれません。ただそのセラミックの歯に不具合が生じた時は基本的には施術を受けられた医院で先ずは診察を受けることになると思いますが、当院の様に他院セラミックの修正をかなり専門的に行っているクリニックもございます。当院にも他院セラミック修正をご希望されるお客様がいらっしゃいますが、セカンドオピニオンも行っていおりますので、是非ご活用下さいませ。
費用と期間
色彩セラミックプラン 1歯108,000円税別モニター様価格
感染根管治療(前歯)40,000税別
治療期間 約2.5ヶ月 通院回数6回
当院へのお問い合わせ・ご予約はこちらから
監修者情報
歯科医師 井沢一樹
国立鹿児島大学歯学部 首席卒業
名古屋大学医学部附属病院 歯科口腔外科
聖霊病院 歯科口腔外科
湘南歯科クリニック 心斎橋院 名古屋院
ひめみやさくら歯科矯正歯科 開院