折角入れたセラミックをやりかえる必要がある?
セラミックをしても1−2年でやりかえが必要になるケースがあります。前職でもかなりたくさんの方のやりかえを担当いたしました。他院で施術したセラミック、前医で施術したセラミックなど中には1年以内にやり直したケースも多々あります。ではどんなケースでやり直しが必要なのでしょうか?経験を踏まえお伝えいたします。
除去した他院セラミックと金属コア
理由①歯根の先が膿んでいる
- ①歯根の先に炎症が起こっている
多くは神経治療の失敗によるものです。神経治療時に感染し、歯茎に膿の出口が出来てニキビのようになります。痛みなど症状を全く伴わない場合も多くあり、レントゲンを撮った時に発見されることもよくあります。
理由②歯茎の付け根が黒くなってきた
- ②歯茎とセラミックの間が黒くなってきた
1)メタルボンド(金属製のフレームにセラミックを焼き助けたもの 保険では金属にプラスチックを貼り付けたもの)の際が歯茎から出てしまい黒い線のように見えることがあります。
2)神経治療のされた歯が緑褐色に変色し黒く見えるようになってくることがあります。これはセラミックが原因ではなく、歯の変色や歯茎が下がってくることが原因です。
理由③歯茎の腫れ
- ③歯茎の腫れが治らず帯状に歯茎が腫れている
レッドバンドという状態です。多くはマージン(セラミックと土台の歯の接合部)が骨に近すぎる場合に起こります。例えば歯肉整形とセラミックをして骨とセラミックが近い場合に起こります。一部の歯茎だけが赤い場合は原因がいくつか考えらるので、担当医と相談しましょう。改善しない場合は私の所に相談に来て下さい。
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理由④セラミックが割れた・欠けた
- ④セラミックが欠けた・割れた セラミックの先端が割れることは良くあります。セラミックの種類によりますが、割と柔らかい素材のセラミックや透明感を強く出したセラミックは強度面でやや劣るため割れることがあります。